SL人吉「心臓」装着 ボイラー取り付け

11月10日15時7分配信 西日本新聞

 来年4月に運行を始める「SL人吉」として復活する蒸気機関車の修復工事で、JR九州は10日午前、動力源の蒸気をつくるボイラーを台枠に載せる作業を北九州市小倉北区の小倉工場で行った。

 ボイラーは、長さ約8メートル、直径1・5メートル、重さ約9トン。クレーンでつり下げられ、慎重に台枠に載せられた。続いて、作業員が約30本のボルトで固定し、外側に鉄板を張っていった。

 SL人吉となる蒸気機関車は、1922年に製作された「8620形」(通称ハチロク)。75年に引退し、88年から2005年まで観光列車「SLあそBOY」として活躍した。老朽化のため、台枠を取り換えるなどの改修を進めている。SL人吉は来年4月25日から熊本-人吉間(鹿児島線、肥薩線)で週末や春・夏休みなどに運行する。試運転で雄姿を見せるのは来年1月末ごろという。

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