似て非なる郷土料理「とんちゃん」が結ぶご縁

ともに「とんちゃん」と呼ばれる郷土料理のPRに取り組んでいる田川市の「田川ホルモン喰楽歩(くらぶ)」と長崎県対馬市の「対馬とんちゃん部隊」がタッグを組むことになった。両団体は8月に「とんちゃん同盟」(仮称)を結成する準備を進めている。

 ホルモン喰楽歩は、会長の田川市職員、金子和智さん(39)が中心となり、2008年11月に発足。牛や豚の小腸などを野菜と煮込んだ料理で、「とんちゃん」とも呼ばれる市民の味「ホルモン鍋」を観光振興の起爆剤にしようと、各地のイベントで振る舞っている。

 一方、とんちゃん部隊は、対馬市の飲食店主らが今年2月に設立。みそやしょうゆなどを調合したタレに漬けた豚の肩ロースを野菜などと一緒に鉄板で焼いた「対馬とんちゃん」の普及に努めている。

 交流は、とんちゃん部隊の隊長の斎藤豪さん(38)らが3月、田川市を訪れ、“味対決”を申し込んだのがきっかけ。

 両団体は「負けた方が勝った方の料理を1年間PRする」との条件で、福岡市・天神で4月に開かれた「九州ご当地グルメコンテスト」で競い合い、優勝した対馬側に軍配が上がった。

 対馬市で今月3日に開かれたイベントには金子さんらが参加。両団体がそれぞれの料理を100食ずつ、集まった市民に無料で提供するとともに、今後、連携を図っていくことで一致した。同盟は8月に同市で開かれる夏祭りの会場で結ぶ予定だ。

 「田川の人にも対馬とんちゃんを味わってもらい、互いに地域おこしを盛り上げていきたい」と金子さん。斎藤さんも「料理をPRし、対馬と田川の知名度アップにつなげたい」と張り切っている。

(2010年5月16日23時29分 読売新聞)

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