金属盗:鉄板など盗難急増 鋼材値上がり、転売か 今年度14件で対策会議 /福島

道路の側溝のふたや工事現場の鉄板など金属類の盗難が今年度急増している。県や県警、県建設産業団体連合会などは8日、福島市で盗難防止の連絡会議を開催。どんなケースが被害に遭いやすいか事例から情報を共有することや、巡回徹底など対策強化を申し合わせた。しかし、人目に付かない時間や場所で盗まれるケースが多く、有効な手だてが見つからないのが実情だ。

 県道路管理課によると、3日、南会津町糸沢の国道121号で、路面凍結防止剤をまく装置のソーラーパネル(縦1・6メートル、横0・8メートル)1枚が盗まれているのにパトロール中の職員が気付いた。先月24日には、二本松市羽石の工事現場で、鉄板3枚が盗まれた。今年度は6月3日までの2カ月余りで、昨年度1年間の10件を上回る14件の同種の盗難が確認された。鋼材が値上がりしているとの情報があり、県警は転売目的の犯行とみている。

 県は交通量の多い県道と国道では平日1日置きにパトロールしているが、全体では計約6500キロあるうえ山間部も多く、なかなか目が行き届かない。先月28日には、南相馬市の畑で、鉄板3枚を盗んだとして本宮市の無職の男(31)が窃盗容疑で逮捕され、目撃者の証言が逮捕の決め手になったことから、県は「地域住民との連携が不可欠だ」と話している。【金寿英】

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