給食の食器回収作業中に事故 女性死亡 新潟

12月5日8時1分配信 産経新聞

 4日午後2時過ぎ、新潟県聖籠町次第浜の町立亀代小学校の給食搬入口で、食器を入れたステンレス製コンテナ(高さ135センチ、幅140センチ、奥行き80センチ)をトラックに積み込む作業をしていた同町藤寄、給食調理運搬会社社員、田中てるみさん(41)が、トラック荷台と搬入口にできたすき間から約80センチ落下、戻ってきたコンテナと搬入口にはさまれ、頭を強く打ち、間もなく死亡した。

 新発田署の調べによると、コンテナは食器を積み込むと数百キロの重さになるという。搬入口とトラックの荷台は鉄板で同じ高さでつながっていたが、田中さんが、下に車のついたコンテナを押して積み込んでいる最中、何らかの原因でトラックが動き、約1メートルのすき間ができたとみられる。

美川憲一、自ら監修の鉄板焼き店をお披露目

12月4日8時2分配信 サンケイスポーツ

 歌手の美川憲一(62)が3日、自ら監修し、11月17日にオープンした鉄板焼きダイニング「みかわ」(東京・西麻布)を報道陣に公開した。美川が飲食店を監修するのは初めて。

 同店では、肉のしまりがよいとされる静岡県産で雌の黒毛和牛を使用。店名にちなんで愛知県三河地方の厳選野菜を仕入れる。価格はコース料理で7000円から。

 知人である同店オーナーに頼まれ、メニューの考案などに参加した美川は「目標はミシュラン3つ星店よ」と宣言。「たまに夜11時ごろ、店の様子を見に来る」といい、「ちゃんと『いらっしゃ~い』って、言ってるわよ」とアピールした。

 毎回、豪華衣装で登場し、今年で25度目となる紅白の衣装や楽曲については「いまアイデアを集めている最中で、まだ決まっていない」と話していた。

0系新幹線 ハンマーで打ち出した「だんご鼻」…山下さん

11月29日12時2分配信 毎日新聞

 30日に定期運転を終える「0系新幹線」に、人一倍の思いを寄せる人物がいる。日立製作所笠戸事業所(山口県下松市)の下請け会社、山下工業所(同)の山下清登社長(73)。「夢の超特急」として新幹線の歴史を開いた「0系」の先頭車両を試作段階からハンマー一本で打ち出した生みの親の一人だ。「だんご鼻」と呼ばれる特徴ある流線型車両には、新幹線と共に歩んだ、その人生が刻まれている。【安部拓輝】

 「時間がない。君に任せる。なんとか試作車を作ってくれ」

 東京五輪を3年後に控え、東海道新幹線の開業準備が急ピッチで進んでいた1961年秋、笠戸事業所で列車の板金工だった26歳の山下さんは、思わぬ相談を持ちかけられた。

 国鉄から届いた先頭車両のデザイン画を手にして絶句した。飛行機を思わせる流線型。従来の「かまぼこ型」とは訳が違う。

 「時速200キロを超える乗り物の板金法なんて誰も知らなかった」。他の4人の板金工はほとんどが10代。プラスチック製の先頭部に続く、なめらかな曲線が打ち出せず、木型に鉄板を何度も合わせ、試行錯誤を繰り返した。効率的に作業ができるよう鉄板を切り分けて打ち出し、後で溶接する方法をとった。打ち出し方にも工夫を重ね、夜遅くまでハンマーを振り続けた。

 試作車ができたのは62年。テスト走行を重ねて仕様が決まり、量産が始まったのは山下さんが日立を辞め独立した直後の63年10月ごろ。時間との戦いは続いた。

 そうして迎えた64年10月1日の開業日。東京駅のホームでくす玉が割られ、午前6時、新幹線は新大阪に向け静かに走り出した。自宅のテレビで見守った山下さんは、運転席に日立製を意味する「H2」の製造番号を見つけた。「おれが作った車だ」。テレビを指さし歓声を上げた。

 より速く、快適に。新幹線が進化を遂げるたびにその腕が試された。「カモノハシ」を思わせる700系まで、手掛けた先頭車両は300両を超える。技術を教え、共に知恵を絞ってきた後輩で社員の国村次郎さん(63)が今月、「現代の名工」として表彰される喜びも味わった。「0系は板金の可能性を広げてくれた。私の人生は新幹線と共にある」

 11月、会社に電子メールが届いた。臨時「ひかり」としての運転最終日となる12月14日、新大阪駅で開かれるさよなら式典への招待状だった。山下さんは出席を快諾した。0系に「お疲れ様」と声を掛けるつもりだ。

<プレスリリース>新日本製鐵など、南アフリカの鋼板製造事業会社に出資

12月8日17時11分配信 毎日新聞

 新日本製鐵(社長:宗岡正二、以下「新日鉄」)及び伊藤忠丸紅鉄鋼(社長:米澤常克、以下「伊藤忠丸紅」)は、両社と長年の取引関係を有するSAFALグループから、南アフリカにおいて工場建設中の鋼板製造事業会社SAFAL STEEL(PROPRIETARY)LIMITED(CEO:Ronnie Graham、以下「SAFAL STEEL」)に対する出資及び原板となる熱延鋼板の供給等についての要請を受け、本年10月以降具体的検討を行なってまいりました。

 今般、新日鉄及び伊藤忠丸紅は、本年12月15日を目処として、SAFAL STEELによる第三者割当増資を引き受け、同社議決権の7%を各々取得する事につき、先方との合意に至りました。

 SAFALグループは、長年に亘りアフリカを中心に鋼板製造事業及び建材加工事業を展開している現地有力企業であり、同グループをパートナーとする本出資によって、新日鉄及び伊藤忠丸紅は、同グループとの信頼関係の強化、取引関係の拡大を図るとともに、南アフリカ及び近隣諸国において拡大が見込まれる鋼材需要を出資会社への熱延鋼板供給を通じて捕捉することが出来ると考えております。

◎出資会社概要

▼名称

 SAFAL STEEL(PROPRIETARY)LIMITED

▼事業内容

 メッキ鋼板及びカラー鋼板の製造・販売

▼立地

 南アフリカ Durban近郊 Cato Ridge地区

▼代表者

 Ronnie Graham

▼総事業費

 109.4百万米ドル

▼資本金

 120百万ランド(今回第三者割当増資後)

▼株主

 新日鉄 7%、伊藤忠丸紅 7%、SAFAL INVESTMENT(MAURITIUS)LIMITED(*) 86%

(*)SAFALグループのアフリカ鉄鋼関連事業統括会社

▼敷地面積

 14万平方メートル

▼生産設備能力

 酸洗30万トン/年、冷延15万トン/年、CGL15万トン/年、塗装ライン10万トン/年

▼立上時期

 2009年7月(予定)

■問い合わせ先■新日本製鐵・伊藤忠丸紅鉄鋼

※発表日 2008年12月5日

以 上

鋼板カルテルで元役員ら在宅起訴

12月8日17時0分配信 産経新聞

 亜鉛メッキ鋼板の販売をめぐる価格カルテル事件で、東京地検特捜部は8日、独占禁止法違反(不当な取引制限)の罪で、日鉄住金鋼板(東京)など大手鋼板メーカー3社の元専務ら事件当時の担当幹部6人を在宅起訴、法人としての3社も起訴した。これに先立ち、公正取引委員会は、この6人を検事総長に追加告発。JFE鋼板(同)の元専務も関与していたが、同社はカルテルを自主申告したため、法人、担当者とも告発を見送られた。

 起訴された法人は、日鉄住金鋼板のほか、日新製鋼(同)と淀川製鋼所(大阪)。在宅起訴されたのは、日鉄住金鋼板の佐々木孝夫元専務(64)や、淀川製鋼所の阪口修司元執行役員(61)ら。

 起訴状によると、6人は、平成18年4~6月、全国の問屋に販売する「店売り」と呼ばれる同鋼板の販売価格を値上げするため、東京都内の飲食店などで会合を開き、7月出荷分から1キロ当たり10円値上げすることで合意した。