台風21号の影響による電話・FAX不通について

只今、台風21号の影響により、電話・FAXが不通となっております。
(お問い合わせはメール又は090-2359-6722迄お願いいたします。)
大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

現時点では電話・FAXの復旧の見通しが立っておりませんので、お問い合わせへの対応が遅れますことご了承ください。

今後の復旧状態に関しましては当ブログにてお知らせいたしますので、ご確認お願いいたします。

マンホールの滑り止めの必要性

皆様になぜ今滑り止めが必要なのか、また、どういう機械で滑り抵抗摩擦を測るのかをご説明したいと思います。

まず、マンホールの摩擦係数等についてお伝えします。

マンホール蓋の耐用年数について

社団法人日本下水道協会の発行図書「下水道用マンホールふたの維持管理マニュアル(案)では、ふたの設置条件や車輌交通量により異なるが、通常車道にされている表面の磨耗量は、実測値により0.1~0.3㎜/年進行していくと思われる。

ふたの表面の模様の高さが6㎜から3㎜になるまでの年数(3㎜磨耗する年数)を耐用年数と換算した場合、仮に0.2㎜/年で磨耗が進行すると、耐用年数は約15年となるとしています。

この本にはその他様々なマンホールふたの維持管理に関することが書かれています。

摩擦係数とその規定について

日本下水道協会発行図書「下水道用マンホールの維持管理マニュアル(案)」には、マンホールの摩擦係数が、一般部(一般国道)/一般道路において必要とされる摩擦係数の水準を0.4μ危険性の高い箇所(一般国道)/特殊な制動の多い場所において必要とされる摩擦係数の水準を0.45μとしている。

これは 日本道路協会(案)のアスファルト舗装に必要とされる摩擦係数と同じです。

では実際に濡れたアスファルトでの摩擦係数はいくらぐらいなのでしょうか?

アスファルトは、昔の密粒タイプと最近高速道路などで使われている低騒舗装のタイプで違うので、一概に言えませんが、昔のタイプだと、濡れると約0.2μくらいだといわれています。

目安として世界的には、0.5μが安全なスリップしない値だといわれています。

そして、最近の低騒舗装の場合は、雨に濡れても0.5μ以上維持できるようになっています。

日之出水道の「ASD(anti-slipping desigin)」の技術資料に次のような資料がありました。

摩擦力(滑りにくさ)=摩擦係数×荷重(重さ)

乾いたコンクリート 0.75~0.85μ         乾いたアスファルト 0.75~0.8μ

濡れたコンクリート 0.6~0.7μ           濡れたアスファルト 0.45~0.6μ

様々な路面状況下の摩擦係数「バイクと法令」監修:警視庁交通局より。

JIS規格について

JIS(日本工業規格)とは、我が国の工業標準化の促進を目的とする工業標準化法(昭和24年)に基づき制定される国家規格です。

JIS規格A5506に下水道用マンホール蓋の規格が定めてあります。

そこにあるマンホールふたの構造図に描かれている模様が、いわゆる「JIS規格模様」なのです。

JIS規格模様の元になった模様は「東京市(現在の東京都)」の模様です。

東京市ですよ。いまだにこの規格というのは・・・・・・

JISで模様が決まっていると言うことは、日本全国のマンホールふたは全てJIS規格模様に、しなければならないはずだが実際はそうではないのです。

図面に付いている備考欄に「模様、紋章座及びガス抜き孔は、参考として示したもので規格の一部ではない。」と断りが入っています。

しかしそこには摩擦係数の規定やデザインの規定などは定められていないので、よって自由なデザインが許されているのです。

ここに最低限守るべき摩擦係数の値を定めるべきであると思います。

JIS規格は、日本工業標準調査会のホームページで閲覧可能なので、ぜひ見て頂きたいです。

日本工業標準調査会のJIS検索からお入りください。

また、昨年の11月1日に大阪の河内長野市都市建設部下水道室が改正した、

下水道用鋳鉄製マンホ-ルふた仕様書を平成20年4月1日から実施されています。

そこには

[附属書.3]
鋳鉄製マンホールふた表面のスリップ防止デザイン
1.適用範囲
この附属書は、河内長野市下水道用鋳鉄製マンホールふた仕様書に規定する、φ600 のふた及びφ900-600 のふた及び小口径マンホールふたに使用するスリップ防止のデザインについて規定する。
2.性能
2.1 排出性 ふたの表面は、タイヤのグリップ力を長期的に維持し、かつ雨水及び土砂の排出が容易であること。
2.2 安全性 ふた上を通行した際に、運転手が違和感やショックを感じない構造であること。
2.3 摩擦係数 ふた表面は、湿潤状態のアスファルトと同等の時速60km 走行時の摩擦係数0.45 以上を有すること。
2.4 取替時期の明確性 ふた表面には、耐スリップ性能維持のため、ふたの取替時期が容易に識別できるスリップサイン等を設けること。なお、2.3で定める摩擦係数をスリップサイン等が現れるまで長期的に維持できること。スリップサイン等が現れた時点を取替時期と判定する。
3.製品検査
3.1 摩擦係数測定検査 試験については、ふた表面模様の動摩擦係数を測定するものとする。試験方法は、確立されたものがないため、JASWAS G-4-2005「参考資料5」
3.1「ふた表面の摩擦係数測定試験」を参考に行う。また、人工的に磨耗させた状況をつくり摩擦係数を確認すること。検査段階については、当初、スリップサイン等の現れる直前の時点とする。検査を実施するふたについては、φ600のT-14 にて実施するものとする。協会規格として具体的な基準がないため公的と認められる試験機関での検査の必要はない。
4.その他
スリップ防止デザインの中には、市章及び雨水、汚水の区分が明らかにすること。明記方法については、「雨」もしくは「う」、「汚」もしくは「お」とすること。市章及び文字
の大きさについては問わない。
河内長野市下水道用鋳鉄製マンホールふた仕様書 8.その他と同様とする。但し、8.
4の項目は除外する。

とされています。

はやく全国の都道府県、市町村でも実施していただきたいですね。

延期になった、所さん!大変ですよ「足元に迫る危機!?マンホール・スリップ続発の怪」が7月13日に放送されます。

九州豪雨ニュースに関連でニュース枠が拡大されたため、延期となりました「足元に迫る危機!?マンホール・スリップ連続の怪」が7月13日に放送されます。
マンホールのふたの耐久年数は○年でしょう? でも、耐久年数以上に使われているマンホールも数多くあって、スリップ事故の原因になっているそうで…。

所さん!大変ですよ「足元に迫る危機!?マンホール・スリップ続発の怪」

マンホールが次々設置されるようになったのは高度経済成長期。専門家によれば、当時は誰も今のように交通量が増え、車が大型化するとは予想してなく、鉄製のフタが摩耗し滑りやすくなるとは考えていなかったというのだ。こうした事態に国土交通省は改めてフタの耐用年数を車道は15年、歩道などは30年と定めたが、予算の問題などから自治体の対応は進まず、老朽化したマンホールは取り残される結果に。知られざる足元の大問題。

【司会】所ジョージ,黒崎めぐみ,【出演】澤口俊之,牛窪恵,モーリー・ロバートソン,【リポーター】徳永圭一,【語り】吉田鋼太郎

  • 字幕放送字幕放送

滑る危険なマンホール蓋の「なぜ?滑る」原因を研究しているプロジェクトのご紹介。

龍谷大学学生部SMAP計画採用プロジェクト
交通安全バリアフリーを科学する
http://www.geocities.jp/origin_manhole/ ←←←ホームページへ移動

青春クローズアップ マンホールのスリップ事故ををなくしたい 熱血2人組が大活躍!法学部政治学科4年生・大阪上宮高校出身 齋藤唯さん・中道健介さん

交通安全バリアフリーを科学するOrigin

人々が何気なく通り過ぎるマンホール。このように地道に調査を行い、安全なもの、危険なもの、さまざまな種類を実際に目で見て調べた。 雨の日のバイク。ブレーキをかけたら突然スリップしてヒヤリ、あるいは運悪く転倒したという経験はないだろうか。普段は存在すら忘れているマンホールだが、濡れたマンホール上のスリップ事故は驚くほど多いという。
「僕自身、アルバイトの帰りにバイクで転んでケガをしたんです。“これって危ないんとちゃう?”という素朴な疑問を持ったのがきっかけ」と齋藤さん。すぐにインターネットで“マンホール”“スリップ”などの項目で検索したところ、500件ほどの事故報告が見付かり、中には「頚椎損傷した」「両手両足が麻痺した」などの重大な事例もあった。
「あまりに多くてびっくりしました。ケガをする人をなくしたい、こんなことで人生が変わってしまってはいけないと思いました」
早速、ゼミ仲間などに呼びかけ「交通安全バリアフリーを科学するOrigin(オリジン)を結成したのは一昨年の7月のことだ。
マスコミや行政も動いた

「最初は知識がないので、専門書を読んでマンホールの勉強から始めましたよ」と活動をスタート。そして、マンホールを管理する行政の下水道担当者への聞き取り調査や、京都・奈良・神戸など8市で現状調査などを重ねていった。
「表面が摩耗してツルツルになった蓋が、交通量の多い交差点などにそのまま使われている。マンホールの数も把握されていなくて点検もほとんど行なわれていない。それに使用する蓋も行政によってバラバラで設置基準がないのも問題だと感じました」
龍大生などの協力を得て、アンケート調査も実施した。なんと100人中64人がバイクや自転車で走行中、マンホールで滑った経験があるという結果に。自分たちの活動の必要性をますます確信したという。
「僕らが訴えたいのは、せめて新規採用の蓋にはノンスリップ型(雨の日でも摩擦係数が高い安全なタイプ)を採用してほしいということ!」と力を込める。
なんでも日本全国にあるマンホールは約1千万個。そのうち1年に約50万個の交換、新設が行なわれているそうだ。
「急勾配や交差点、カーブなど危険箇所に限定してノンスリップ型を採用する行政が多いのですが、アンケート調査では直線も事故事例がかなり多いという結果が出ています。バイクや自転車、歩行者が通る可能性のあるすべてのマンホールをノンスリップ型にすべきで、それがすぐには不可能でも、スリップ止め加工を施すだけでもかなり改善されます」と訴えてきた。
地道な活動は新聞やテレビなどのマスコミに取り上げられ、やがて行政も動かしていった。今年、奈良市の市議会でマンホールの全面点検が決議されたのだ。
「じつは龍大出身の市会議員さんにお願いして、議員さんたちの前でレクチャーしましたよ。それに危険性をアピールするのはマスコミが一番。新聞記者さんに毎日のように載せてくれと電話しました」

はじめは物静かだった中道さん。話が進むにつれ、落ち着いた口調で、齋藤さんをフォロー 熱っぽく語ってくれた齋藤さん。時折見せるいたずらっぽい笑顔が印象的だ。

龍大も活動を支援

「交通安全バリアフリーを科学するOrigin」の活動は、龍谷大学学生部が学生の自主的な活動を支援する「SMAP計画」(Self Making Assist Program)に採用された。
「マスコミで話題になったり、行政が動いてくれてホッとしています。合計18万円の活動援助金がもらえてうれしいのですが、結果を出さなければというプレッシャーがあり大変だった」と振り返る。結成以来2年半、最初は6人いたメンバーも2人になり、道のりはなかなか険しかったようだ。
「これに賭けていました。自分がやらないと世の中は変わらない、迷いは全然なかったですね。目標に向かっている途中で行き詰まることが度々ありました。しかし、それを乗り越える道は複数あることが分かった」と牽引役の齋藤さんは活動を通じて得たことの大きさに満足そうだ。
一方、齋藤さんをフォローし、良き片腕として歩んできた中道さんも、「微力でも動き出せば、結果が出ることを実感できた。僕ら学生の話を真剣に聞いてくれる人もいて心強かった」と自身の成長を語る。やんちゃな印象の齋藤さん、おっとりタイプの中道さん、チームワークばっちりの名コンビだ。
就職が決まった2人。残り少ない学生生活も全国の自治体におけるマンホール対策の有無を調べ、データベースを作る作業で忙しい。
「社会人になっても続けたいけど、仕事が中途半端になってはいけないし…。できれば後輩たちに続けてもらいたい。でも“マンホールサークルです”っていうと嫌がられそう」と顔を見合わせて笑う。一生懸命に頑張って成果をあげただけに、ぜひ後継者が現れてほしいものだ。
2人の話を聞いた後、道路上のマンホールがやけに目についた。
あっ、ツルツルになってる、危ない、危ない。

「マンホールカード」が熱い ご当地限定、高値取引も

朝日新聞デジタル 4/6(木) 11:24配信

ご当地ならではの名所や名物が描かれたマンホールのふたを図柄にした「マンホールカード」の発行が広がっている。業界団体の仕掛けで昨年4月に発行が始まり、1年で145自治体170種類に。累計発行数は約60万枚に達する勢い。現地でしか手に入らないという希少さもあって、ブームは過熱ぎみだ。

3日、カードの第4弾が全国で一斉に発行された。

「これほど盛り上がっているとは知らなかった」と話すのは、恐竜の化石が多数出土することで知られる福井県勝山市の上下水道課。肉食恐竜をデザインしたマンホールふたのカードで第4弾に参入した。「カードの発行で勝山市に足を運ぶ人がさらに増えるのでは」と期待を込める。

埼玉県川越市では1月、「マンホールサミット埼玉2017」が開かれた。「小江戸川越」のシンボル・時の鐘がデザインされた川越市の1種と、同県流域下水道の8種のセットが会場で先行配布され、「マンホーラー」と呼ばれる愛好家たちでごった返した。

発行の仕掛け人は、国土交通省や下水道関連団体でつくる「下水道広報プラットホーム」(GKP、東京)の山田秀人さん。「『汚い、くさい、見えにくい』という下水道のイメージを払拭(ふっしょく)したかった」。ご当地ふたを名刺大のカードにすることで、下水道処理に親しみを持ってもらおうと企画した。

第1弾として昨年4月、東京23区や名古屋市、さいたま市など28の自治体・地域が30種類を発行。昨年8月に第2弾、同12月に第3弾と続いた。世界遺産の姫路城(兵庫県姫路市)やレインボーブリッジ(横浜市)、宇宙船(茨城県つくば市)、広島東洋カープ(広島市)、マンガ「名探偵コナン」(鳥取県北栄町)――。第4弾には42自治体の50種類が加わった。

各地の役所や下水道事務所などで先着順で配布する。在庫切れしたカードの中にはネットオークションで2万円の高値が付いたものも。カードは縦8・8センチ、横6・3センチ。表面にマンホールのふたの写真と設置位置を示す座標データ、裏面にデザインの由来とご当地情報が載る。山田さんは「地域や市町村別、名所別など自分の好きな集め方を楽しめる」と話している。(大脇和明)

福岡市動植物園、駅からの歩道に「動物マンホール」設置

2015年03月10日

福岡市営地下鉄薬院大通駅から福岡市動植物園(福岡市中央区南公園)へ向かう歩道に3月10日から、下水道マンホールに動物や植物をあしらった案内サインが登場する。

公共交通機関での来園を促すことを目的に設けるもので、同駅から同園へ向かう約1キロの間に11カ所設置する。デザインには、オランウータンやウサギ、キリン、フンボルトペンギン、アジアゾウなどの動物のほか、月下美人やハカタユリ、バラなどの植物を採用した。併せて「福岡市動植物園まで あと○○km」と残り距離も表記する。

3月15日には、設置を記念して11カ所のマンホールを巡るウォークラリーイベントも行う。地下鉄キャラクター「ちかまる」らも登場し、ゴールした人には記念品を進呈する。

イベントの開催時間は10時~13時。(10時~12時の間に同駅スタート)。参加無料。

マンホールサミット/「マンホール女子」魅力語る

【暮らし支えるインフラ 価値を見える化】  目に見えないインフラの価値を見える化--。マンホールマニアと下水道事業の関係者が一堂に会したトークイベント「マンホールサミット2015」が7日、東京都千代田区のメタウォーター本社会議室で開かれ、マンホール蓋の歴史や技術、また地域色豊かなデザインマンホールやそれを訪ね歩く楽しさなど、その魅力や可能性を縦横に語り合った=写真。  主催は下水道広報プラットホーム(GKP、会長・長岡裕東京都市大教授)。市民生活に欠かせない下水道の役割や価値を伝えるための効果的な広報推進を目的に産学官が連携して12年6月に設立した。1月27日現在で会員数は個人601人、団体49団体となっている。  マンホールサミットは昨年3月に初めて開催され、広く話題を集めた。2回目となる今回は、近年急増中と言われるマンホール好きの「マンホール女子」が数多く参加。冒頭、長岡会長は「前回はマニアの方々の熱いトークに感銘を受けた。マンホールは目に見えない管路と市民をつなぐ扉であり、下水道の役割を見える化する役割とともに、さらなる魅力を付加するものだ」とあいさつした。  第1部のリレートークでは、全国市町村の75%を訪ね歩いたという『デザインマンホール100選』の著者、池上和子さんの「マンホールと旅」を皮切りに、街歩きがきっかけでマンホールの魅力にハマった主婦でブログ管理人の小金井美和子さん、アニメに登場するマンホール蓋を徹底的に確認・検証したマンホール蓋愛好家の傭兵鉄子さんなど、マニアならではの視点から、それぞれの楽しみ方や寄せる思いがデータとユーモアを交えながら紹介され、会場をおおいに沸かせた。  一方、下水道マンホールに特化した試験・研究・検証機関、G&U技術研究センターの内山真喜子さんはマンホール蓋に求められる安全対策を説明。このほか現在のデザインマンホール普及の仕掛け人でもある建設省OBの亀田泰武氏、実際の事例をもとに災害時のマンホールトイレの有効性を訴えたNPO法人日本トイレ研究所代表理事の加藤篤さんら専門家の知見なども披露された。  これらを踏まえた第2部の座談トークでは、GKPの栗原秀人企画運営副委員長のリードで管路管理総合研究所の金千春さん、“地図偏愛系マンホール女子”の山市香世さん、それに国土交通省水管理・国土保全局下水道部の那須基町村下水道対策官の3人が「マンホール蓋はどこまで進化する?」をテーマに討論。空気清浄機能や位置情報などの情報発信・収集機能の付加といった提案や、これを発展させてAR(拡張現実)による観光案内や育成・対戦型のゲームなどへの活用といった大胆なアイデアも飛び出した。  栗原氏は「全国に1400万個のマンホール蓋があり、その下には45万㎞の下水道管路があって、2200カ所の処理場が日々の暮らし、地域、水を支えている」とした上で、サミットを通じて下水道に対する理解を楽しみながら深めていくことの意義を強調した。

[ 2015-03-10  2面]

いま“マンホール女子”が熱い! なぜ彼女たちはマンホールの蓋に魅せられるのか?

ウートピ 2015.02.01

マンホールの蓋に夢中「マンホール女子」
道路のあちこちに点在しているマンホールの蓋。多くの人は、意識せずにマンホールの蓋の上を歩いていることでしょう。日常生活において特に目にとめることもないマンホールの蓋ですが、このマンホールの蓋の魅力に取りつかれた「マンホール女子」が今、メディアで話題になっています。マンホールの蓋をよく見ると、いろいろな柄や色付きのものがあり、「かわいい」と評判なのだとか。

そこで、マンホールの写真を撮ることが趣味のA子さん(34歳・会社員)に、マンホールの蓋の魅力について語ってもらいました。

海外でもマンホールの蓋を撮影

――マンホールの蓋に興味をもったそもそものキッカケはなんですか? A子さん(以下、A子):祖父の家がガソリンスタンドを経営しており、ガソリンスタンドの地面にはたくさんの蓋がありました。軽油や重油などが入っている蓋は、赤、ピンク、紫、金色、紺など、入っている石油の種類によって色が違うんです。当時はまだ、色がついていたり、柄がついていたりするマンホールの蓋は珍しかったので、ガソリンスタンドの蓋の色に魅かれた記憶があります。

――小さい頃からマンホールの蓋を身近に感じられる環境だったのですね。マンホールの蓋の魅力にとりつかれたのは、いつ頃からですか?

A子:大学生くらいからです。わざわざマンホールの写真を撮るためだけに出かけることはないのですが、旅行が趣味なので、旅行に行くたびにその土地のマンホールの蓋をデジカメで撮影しています。マンホールの蓋は、その地方の名物や市町村の植物が柄になっていることが多いです。

――そう言えば、都内でも桜の柄が蓋に描かれているものもありますが、あれは都の花に指定されているからなのですね。撮影した場所で一番遠い地はどこですか?

A子:マンホールの蓋の写真を撮影した場所で一番遠い場所は国内だと、日本で最南端の波照間島です。波照間島は日本で南十字星が見えることで有名な島なんですが、波照間島のマンホールの蓋には天文台の絵が描いてありましたね。

長期間の休みがとれたら、海外旅行へも行きます。今まで中国や、オーストラリア、ドイツ、フィンランドなどに行って撮影してきました。

急にスポットが当たることに対しては戸惑いもあります

――マンホール女子の友達はいますか?

A子:特にいないですねぇ。それに、元々あまりオープンにしていない趣味なので……。旅行は友達と一緒に行くこともあるのですが、その友達には「こういう趣味があるから、マンホールの蓋の写真を撮りに行くね」と言って出かけます。そのときに初めて友達に伝えるような感じです。でも、何年か前、洋書のマンホールの蓋のアートブックがあって、他にもこういう趣味の人いるんだなぁと思ったことがあります。

――最近のマンホール女子の増加、注目の高まりについてはどう思われていますか?

A子:10人いればそれぞれに趣味があるものだと思いますので、急にスポットが当たることに対しては戸惑いもありますが、近年、いわゆるニッチ系の趣味にスポットが当たることで、それまで自分がマイノリティーだと感じていらっしゃった方が楽しく趣味を満喫できる環境になるのであれば、それはいいことなのではと思います。

――撮影したマンホールの蓋の写真はブログやSNSなどにアップしているんですか?

A子:はい、ブログやFacebookにアップしていて、「きれいだね」みたいなコメントをもらうこともあります。

そこの土地にしかない変わったものを見つけるのが楽しい

――A子さんが好きなマンホールの蓋はどんなものですか?

A子:消火栓の蓋なんかは、元々目立たせないといけないので、カラフルに色がついていることが多く、かわいいなと思います。最初はカラフルな蓋を撮ることから始まったのですが、今は、そこの土地にしかない変わったものを見つけるのが楽しいので、あまり柄にはこだわっていません。絵が描いていない地味な蓋の写真も集めていますね。

――A子さんにとって、マンホールの蓋はどんなところが魅力的ですか?

A子:マンホールの蓋って、正直、装飾する必要のないものですし、知識としても必要ありません。でも、地方出身の人と話す際、マンホールの柄からその市の花や名所を思い出して盛り上がれるので、良いコミュニケーションのきっかけになるのが良いですね。

マンホールの蓋コレクション

一体、どのような写真を撮っているのか、A子さんのスマホのカメラロールを見せてもらうと、そこにはずらりとマンホールの蓋の写真が並んでいました。今まで撮影した数は1,000枚以上に上るのだとか。A子さんからマンホールの蓋の写真をいくつかお借りしましたので、ご紹介いたします。

蓋の模様に夢中の「マンホール女子」とは

青森県弘前市のもの。一見地味な蓋ですが、生産量日本一であるりんごがドットで描かれています。卍は市の市章です。

蓋の模様に夢中の「マンホール女子」とは

岩手県釜石市のもの。岩手沿岸の釜石市・大槌町・山田町に伝わる郷土芸能「虎舞」の絵が描かれています。

蓋の模様に夢中の「マンホール女子」とは

大阪府大阪市のもの。大阪城と市の花である桜が描かれているカラーの蓋です。お城と桜という題材は日本的で絵になるのか、他の市町村でも題材に選ばれることが多いそうです。

蓋の模様に夢中の「マンホール女子」とは

埼玉県所沢市の消火栓の蓋。消防関係の蓋は、性質上目立たせる必要があるため、カラーであることが多いそう。こちらの図柄は、消防士さんの帽子に所沢の市章が描かれています。

蓋の模様に夢中の「マンホール女子」とは

岩手県宮古市田老。合併して宮古市になる前の田老町時代の蓋。描かれているのは、田老の観光名所の一つである山王岩と、町の鳥であるうみねこ。「蓋に観光名所が描かれている場合、極力同じ構図の写真を撮って記念に残すようにしています」と、A子さん。

蓋の模様に夢中の「マンホール女子」とは

中国新疆ウイグル自治区トルファン。デザインものではありませんが、どの海からも最も遠い場所「到達不能(困難)極」地域の蓋なので、珍しさという点では一番です。「汚水」の表記も日本と一緒なので、親しみやすさがあります。

マンホールの下には下水が流れているため、ネガティブなイメージもありますが、蓋には楽しい要素が詰められていて興味深い上、手軽に始められそうな趣味ですね。あなたも、マンホールの蓋を観察する「マンホール女子」体験をしてみては?

姫野ケイ

家康公400年祭をマンホールでPR 静岡

産経ニュース 2015.2.5 07:00

「家康公400年祭」記念事業の一環として、静岡市は、400年祭仕様の消火栓のふた(マンホール)を導入、4日から取り替え作業が始まった。マンホールは直径53センチ、重さ24キロで、家康公が眠る久能山東照宮とそこから眺めた富士山、三保松原、駿河湾がデザインされた色鮮やかなもの。今月中にJR静岡駅から駿府城公園、静岡浅間神社にかけての路上に計40枚を設置する。

市水道管路課では「歩道上のマンホールはかなり目につくので、観光客や地域の人へのPRになる」と、250万円の予算を投入した。個性的なマンホールをブログにアップしているという市内在住のマルティノ・ロベルジュさんは、「こういうきれいなマンホールは日本にしかない」と、作業の様子をカメラに収めていた。