大都市、交通渋滞にあの手この手…上海ナンバーは「最も高い鉄板」―中国

9月1日23時8分配信 Record China

2009年8月28日、韓国紙・朝鮮日報は、中国都市部の交通渋滞事情について取り上げた。環球時報が伝えた。

同紙によると、上海市では、新車ナンバープレート交付件数を月5000件前後に制限している。ナンバープレートを買えなければ、いくらお金があっても車に乗れないため、この価格が毎年上昇している。今年は不景気のため上昇幅は小さいが、それでも日本円にして45万円程度の値がつくという。新車購入のハイシーズンにはこの値段は2倍に跳ね上がる。上海のナンバープレートが「中国で最も高い鉄板」と呼ばれる所以だ。

08年北京五輪の開幕前、北京市では渋滞解消のために第5環状線内の通行をナンバープレート規制した。市内の工場は郊外へ移転させ、省エネ運動も行い、地下鉄路線も増やした。その結果、五輪期間中の渋滞は緩和され、現在もその効果は続いている。大気汚染も幾分改善された。

南京市は、他の大都市に比べて車両台数は多くないが、道路が少ないため渋滞が発生する。日中は、他地域のナンバープレートを付けた車両は南京市内に入ることができないため、他地域から来た車は郊外に車を停め、タクシーやバスで市内に入る。渋滞が激しいため、コンピュータ交通管制システムを導入し、交通量に応じて信号の点灯時間を調節している。効果が良好なため、南京市ではこのシステムの使用範囲拡大を計画中だという。(翻訳・編集/中原)

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