[シネマトゥデイ映画ニュース] 29日、品川よしもとプリンスシアターで、新感覚公演「ステージマンショー」の制作発表会見が行われ、村上ショージ、FUJIWARA、あべこうじ、エハラマサヒロ、渡辺直美、そしてパフォーマーのKAMIYAMA、ミュージシャンの木下航志が出席した。
よしもとが贈る「ステージマンショー」とは、漫才やコントといった枠を飛び出して、他ではなかなか見ることができないよしもと芸人たちによる歌ネタや、パントマイムやタップダンスなどのパフォーマンス、プロミュージシャンによるライブなど、さまざまなジャンルを融合させた公演。「(よしもとプリンスシアターのある)品川から世界へ」を合言葉に、世界各地で公演することを目指しているという。
この日、報道陣に披露されたのは、ショートバージョンだったが、笑いとショーの要素がふんだんに盛り込まれたステージ。“和製ビヨンセ”として知られる渡辺は、代名詞ともいえるビヨンセの「クレイジー・イン・ラヴ」をフルコーラスで披露。その激しいパフォーマンスで一気に会場を沸かせ、さらに盲目のミュージシャン木下と一緒に「アメイジング・グレイス」を生歌で披露するなど、新しい魅力が詰まったステージを繰り広げていた。
さまざまなコラボ企画が魅力の本公演。この日は、「1兆個のギャグを持つ」と豪語するFUJIWARA原西に対抗して、「おれは9,999やねん」と対抗意識を燃やす村上とのギャグ対決も行われた。ASIMOの物まねや、「背骨を引っこ抜いたら立ってられへん」という鉄板のギャグを披露し、会場を沸かせる原西。それに対して、村上のスベリ芸は健在。「ライオンから熊に変わったところ」というシュールなネタや、両手を目の前に出してヒラヒラさせながら「銀座のママよ~!」といったギャグを連発。失笑する客の姿を見るや「他人なのに、短時間で笑うはずがない。受けるまでやりましょ。2日くらいすると笑ってくれるから。何なら僕の家に来て。夜中の3時くらいが一番面白いから」とスベリ芸全開の村上ワールドで会場を笑わせていた。
くしくも、同じ事務所のダウンタウン松本人志が、「左股(こ)関節唇損傷」手術のため、1~2か月休養することが発表されたばかり。報道陣の取材に応じたFUJIWARAの藤本は、「お体は大丈夫ですか? とメールをしたら、大丈夫やで、という返事が来ました」と松本の様子を報告。村上も「彼は吉本の宝だから心配してますよ。でも、僕としてはチャンスなんで、代わりに司会の仕事くるかな?」と冗談交じりにエールを送っていた。
「ステージマンショー」は7月1日より、品川よしもとプリンスシアターで開演