9月16日15時1分配信 毎日新聞
舞鶴市千歳の関西電力舞鶴発電所で6月4日、排気ダクト組み立て工事中に鉄板(高さ約10メートル)2枚が倒れ、下請け作業員3人が死傷した事故で、業者間の連絡や調整を怠ったとして、舞鶴労働基準監督署は15日、元請けの東芝(東京都港区)と同社現場責任者の男性(62)を労働安全衛生法違反容疑で京都地検舞鶴支部に書類送検した。
容疑は、この事故に関し、東芝と下請けや、下請け間での作業の連絡や調整を怠った、としている。この事故では、関西電力が6月19日、「鉄板を固定する工具を設置していなかった」とする推定原因を発表。舞鶴署が業務上過失致死傷容疑などで捜査を続けている。【珍田礼一郎】