台船のクレーンで挟まれ作業員死亡 茨城・大洗港

14日午前7時20分ごろ、茨城県大洗町の大洗港内の台船で、石川県能登町の作業員、井上勇一さん(60)が、クレーンを載せている架台と、鉄板製の泥よけの間に挟まれているのを同僚が発見した。井上さんは胸部を圧迫されており、水戸市の病院に運ばれたが間もなく死亡した。

 茨城海上保安部によると、台船は港の浚渫(しゅんせつ)をしており、井上さんは架台周囲の排水溝の泥水を抜こうとしていた。泥よけはクレーン本体に付けられており、クレーンが動きだし挟まれたとみられる。

 同保安部は業務上過失致死の疑いもあるとみて、クレーンを操作していた作業員らから事情を聴いている。

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