笠岡市神島の八十八カ所霊場の巡拝に役立ててもらおうと同市神島の自動車整備工場「神島車輌」(仁科稔社長)の従業員らが案内看板づくりに取り組んでいる。仁科社長は「看板の設置でお遍路さんが増えれば」と話している。
看板は神島全域を記した大型の地図1枚(縦2・4メートル、横3・6メートル)と地区ごとに分けた中型の地図7枚(縦1・8メートル、横2・4メートル)の計8枚を鉄板で製作。遍路道に設置し、霊場の方角や距離を示す小型の案内板も100個ほど作る。
大型看板は、各霊場の場所を「卍(まんじ)」の記号と番号で記し、赤色でルートを記載。一覧で各寺院名を表示した。中型看板は八十八カ所を七つに分割。大型看板より詳細な地図とし、隣接する霊場間の距離なども書き込んで各地区に設置する。
完成予定は2月末ごろで、町内会長らと相談しながら設置場所を決める。