すべり芸人オールスター集結! ダチョウ上島、すべる超越で「しくじる」

 “すべり芸人”が一堂に会する配信番組『スベリ芸人☆夢の競演 THEスベリ場』の制作発表会が29日、都内スタジオで行われ、ダチョウ倶楽部上島竜兵(52)、ますだおかだ岡田圭右(44)ら芸人9人が集結。見どころをアピールすべくマイクを手に取る芸人たちだったが、見事にすべりっぱなしという抜群の安定感をみせた。

 満を持してのトークや鉄板ネタを披露してもなぜかすべってしまう芸人たちには、上島、岡田のほか、デンジャラスノッチ(48)、ダンディ坂野(46)、ザブングル加藤歩(38)、小島よしお(32)、ドランクドラゴン鈴木拓(37)、クロちゃん(36)、磁石永沢たかし(33)、ゆってぃ(36)、髭男爵・山田ルイ53世(38)を配置。お笑い好きのウエンツ瑛士(27)をナビゲーターに起用し、自らも“すべり”に自覚があるのか「ここは居心地がいい」と終始ご機嫌だった。

 山田のみ会見を欠席したが、残りの10人は異口同音に「すべりたくてすべっているわけではない」と強調。すべり芸人の頂点として唯一、MCを任された岡田は「わざとやっているわけではなく面白いと思ってやる。結果、すべる」のが芸だといい、上島に至っては「すべるを通り越して“しくじる”人間」だと自虐的。すべり芸にも“質”があると熱弁した。

 収録を終えた岡田は「みんなでボールを回すけどゴールできない。最後にはオウンゴール」と揶揄しつつ「われわれも芸能界で市民権を得た」と番組開始を喜んだ。

 会見では記者からの質問に対し渾身のギャグを次々に披露。目を伏せたくなるものもあったが、和気あいあいと自虐的に楽しんでいた。最後に「すべるとは何か?」と問われた上島は「すべるとは…うけない!」と言い放ち、芸人たちは“師匠”のありがたいお言葉にお辞儀をしていた。

 同番組は9月20日よりdビデオ・BeeTVで配信開始。毎週木曜更新で全12話。

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