10月24日16時1分配信 毎日新聞
佐伯市立明治小の5年生24人が23日、同市鶴望の造船所・本田重工業を見学した。社会科の一環で、市内の基幹産業の造船所で「ものづくり」を学ぼうというもの。
同社造船部の吉田作太郎常務らが現場を案内。船の部品となる鉄板を切ったり、曲げたりする「内業」工程から、ブロックごとに船を組み立てていく「外業」工程を約1時間かけて回った。歳納圭亮君(11)は「船がどうやって造られるか分かり、勉強になった」と話していた。
市などが海事関係の人材確保のために設立した協議会が市内の小中学校に造船所見学を呼びかけており、同社の長友愛洋(よしうみ)社長も「現場を見て、ものづくりに関心を持ってもらいたい」と話している。