13日午前10時20分ごろ、奄美市名瀬朝日町のコンビニエンスストアの駐車場に止めていた同市内の女性(46)軽乗用車の右後部に散弾銃とみられる弾痕が見つかった。同市名瀬安勝町の会社員男性(57)がイノシシ猟に行く途中に同コンビニに立ち寄った際、「銃を暴発させた」と話しており、奄美署は銃刀法違反(実包装てん違反)の疑いで男性を書類送検する方針。
同署によると、買い物を終えて車に戻った女性が弾痕に気付き同署に通報。弾痕は後部ドア後ろの鉄板に、少なくとも5カ所あり、直径はいずれも約1センチ。車内まで貫通はしていなかった。車にはだれも乗っていなかった。車から3メートルほど離れたコンビニ入り口付近で空薬きょう1個が見つかった。
同署は、猟銃所持者らを中心に聞き込みを実施して男性を突き止め、同日夕に出頭を求め任意で事情を聴いた。男性は「何かに当たったとは思わなかった」と話しているという。
当時、コンビニには3、4人の客がいた。女性は「店に入った直後、ボーンという大きな音を聞いた。孫(1)を連れていたが、車に残していなくてよかった。時間がたつにつれ、ゾッとしてきた」と話した。