スカイツリー、アンテナ塔の製造着々

東京都墨田区で建設中の東京スカイツリーの最上部に設置され、テレビ電波の送信アンテナを取りつける「ゲイン塔」の柱が12日、兵庫県伊丹市の佐々木製鑵工業本社工場で報道陣に初めて公開された。

 完成時に自立式電波塔では世界一の634メートルの高さになるツリーのうち、ゲイン塔は約130メートル。公開されたのは、円筒のテレビアンテナを取りつける6本の柱の一部となる鋼管だ。鋼管は直径約90センチ。厚さ約6センチの長方形の鉄板が、6500トンの圧力をかけて約40回プレスされ、30~40分かけて徐々に丸められていった。

 現在、ツリーの高さは264メートル。ゲイン塔の柱は今夏からタワー内部の空洞で組み立てが始まり、完成後、ワイヤで上部に引き上げられる。

(東京新聞)

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