舞鶴発電所の3人死傷事故で、現場責任者2人を在宅起訴

昨年6月、京都府舞鶴市の関西電力舞鶴火力発電所2号機の建設現場で鉄板が倒壊し、福島県いわき市の中野儀二郎さん=当時(61)=ら作業員3人が死傷した事故で、京都地検は31日、業務上過失致死傷の罪で下請け会社の現場責任者2人を在宅起訴した。

 起訴されたのは「光工業」(兵庫県姫路市)の柏葉敏弘被告(52)=姫路市=と、「能代テック」(秋田県能代市)の椛沢学被告(44)=福井県敦賀市。下請けの関電子会社の工事責任者(41)は不起訴とした。

 起訴状によると、両被告は排気ダクトをつくる作業中、縦約10メートル、横約5メートル、重さ約2・8トンの鉄板2枚を垂直に立てる際、転倒防止策を講じず工事を進めたとされる。

 京都府警は1月、3人を書類送検していた。

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