<中華経済>宝山鋼鉄が鉄鋼製品を追加値下げ、他社も追随か―中国

11月26日9時53分配信 Record China

2008年11月25日、24日付上海証券報によると、中国の鉄鋼大手、宝鋼集団の上場子会社である宝山鋼鉄はこのほど、冷間圧延鋼板など主要製品の12月の出荷価格を再度引き下げると発表した。

同社はすでに12月の出荷価格引き下げを発表済みだが、国内の景気低迷を背景とした鉄鋼需要の縮小が続く中、国内相場が予想以上に値下がりしたため、異例の追加値下げに踏み切った。引き下げ幅は1トン当たり970-1200元となる。

業界最大手の宝山鋼鉄の追加値下げに他社も追随する可能性がある。アナリストによれば、鉄鉱石やコークスなどの鉄鋼原料の現物価格は下落しているものの、鉄鋼各社は以前に高値で購入した原材料在庫を抱えており、鉄鋼製品の値下げは原価割れを引き起こす。業界内では減産や賃金引き下げなどに動き出す企業も出始めた。(翻訳・編集/HI)

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