6月26日18時1分配信 毎日新聞
徳島市南島田町2の県立徳島テクノスクールで25日、県溶接技術コンクールが行われ、県溶接協会に登録している約200社から従業員27人が参加した。
毎年行われており、44回目。「被覆アーク溶接の部」と「半自動アーク溶接の部」の2種目で競う。2枚の鉄板の溶接部分を丁寧につなげられるかが審査の決め手。競技が始まると、同スクール実習場のあちらこちらから火花が散り、場内の室温が一気に上がった。燃えにくいエプロンや皮手袋を着用し、長袖長ズボンの作業着姿の参加者らは、皆汗だくになりながら腕を披露していた。
溶接部分の強度やエックス線で中の構造を調べ、8月半ばごろ、両部門の入賞者1人が決まる。入賞者は、10月に北海道旭川市で開かれる09年度全国溶接技術競技会(日本溶接協会主催)に出場する。【山本健太】