若手デザイナーのプロトタイプ展

11月1日8時1分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 若手デザイナーがアイデアや企画の過程で製作したプロトタイプモデルを集めた「プロトタイプ展」が、東京都品川区のゴタンダソニックで開かれ、話題を集めている=写真。建築や家具、日用品、工業製品などさまざまな分野で活動する29人・組のデザイナーが参加した。3日まで開催。

 まとめ役である建築デザイナーの芹沢啓治氏が出品したのは、直径60センチほどの照明器具。楕円形の薄い鉄板に、楕円曲線にのスリットを入れ、手で曲げたというシンプルなつくり。白く塗ると微妙なカーブがほどよく光を散らす照明器具の反射板となる。

 林裕輔氏と安西葉子氏は、ベニヤ板の間に色のついた厚紙を重ねてプレスすることで、木口にカラーストライプが入った合板を開発。これを使った椅子を完成させた。

 そのほか、砂の椅子ができあがるバケツ、プラモデルのように差し込むだけで組み立てられる収納台など、発想豊かな作品が並ぶ。作品が置かれた台も収納しやすい展示台という作品だ。

 同展は丹青社が後押しし、昨年は2、3のプロトタイプが商品化につながったという。

新日鉄 ポスコと合弁 ベトナム進出

10月29日8時2分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 新日本製鉄は28日、韓国の鉄鋼最大手ポスコがベトナムに建設中の鋼材加工拠点に資本参加すると発表した。出資比率は10~20%をめどに、今後協議していく。

 鉄鋼需要の堅調な伸びが今後も見込めるベトナムには、アジアの鉄鋼メーカーが大型設備投資計画を相次いで表明するなど、競争が激化している。一方で、自動車向け鋼板など高級鋼材の需要はまだ弱いのが実態。

 新日鉄は、提携関係を結ぶポスコとの共同進出でリスクの軽減を図るとともに、成長市場であるベトナムに拠点を広げ、アジア市場の拡大に合わせたグローバル戦略の選択肢を増やす。

 ベトナムで合弁化する会社は、ポスコが完全子会社として06年11月に設立したもので、総投資額は約528億円。ホーチミン市の南東80キロに、二輪車向けなどの冷延鋼板の製造ライン(年産120万トン)を中心とした設備を導入し、韓国や日本から持ち込んだ鋼材を加工する。稼働は2009年9月を予定。

 新日鉄はベトナムに年間数万トンの鋼板を輸出しているが、増大する現地需要への本格的な対応を検討していた。

 ベトナムの鋼材需要は1000万トンだが、2010年には倍増する見通しもある。

 一方、冷延鋼板などの高級鋼材需要はまだ150万トン程度に過ぎないが、大幅な伸びも見込める。

 ベトナムでは、日本の鉄鋼大手として住友金属工業が初めて、台湾鉄鋼大手・中国鋼鉄と鋼板の合弁会社を設立し、本格進出を決定。インドの鉄鋼大手なども進出計画を表明するなど、供給過多を懸念する声も上がっている。

ニュース24時:鉄板窃盗容疑で男3人逮捕 /静岡

10月30日12時1分配信 毎日新聞

 29日、住所不定、無職、福井藤雄容疑者(61)ら3人を窃盗容疑などで逮捕。10月4日午前0~2時ごろ、伊豆市大野の山中で、建設会社の工事現場から長さ約3メートル、幅約1・5メートル、重さ約1トンの鉄板5枚(時価40万円)を盗んだ疑い。容疑を認めている。クレーン付きのトラックを借り、使ったとみられる。今年8月ごろから工事現場で鉄板などが盗まれる事件が十数件相次いでおり、3容疑者の関与を調べる。(大仁署)

映画『デス・レース』…凶悪極まりないオーラをまとった出場車

10月28日12時11分配信 レスポンス

特典付きの前売りが発売中の、映画『デス・レース』。11月29日全国公開だ。死人が出て当たり前の、凶悪極まりないデス・レースへの主な出場車両とスペックを紹介。

主人公ジェンセン・エイムズ(ジェイソン・ステイサム)が乗り込むのが、フォード『マスタングGT』(2006)だ。スーパーチャージャー装備の4.6リッターV8エンジンは600馬力を叩き出し、さらに250馬力をプラスするNOX(亜酸化窒素)タンクも有する。武器は、毎分3000発の弾丸を撃てる二連装ミニガン(30mm×6)。防御用装甲として4分の3インチ(約20mm)の鋼板「トゥームストーン・テール」を後部に備えている。

エイムズ最大のライバルである、ゲイ一派を率いるマシンガン・ジョー(ジョセフ・メイソン)の愛車は、ダッジ『ラム1500 4WD』(2004)。車体両脇に武装ヘリから強奪したバルカン砲を、ボンネットには30口径マシンガンを4丁、ルーフ上にはロケットランチャーRPG-7を6発も備える。

エイムズと因縁浅からぬ関係なのが、ネオナチギャングのスロヴォ・パチェンコ。「デスマシーン」の異名を持つ愛車は、ビュイック『リヴィエラ(チョップトップ)』(1966)。ボンネット上に第2次大戦中のアメリカやソ連製のマシンガンを4丁並べている。

エイムズ同様にNASCARレーサーだった過去を持つのが、トラビス・コルト。ジャガー『XJS』(1989)に乗っており、武器は12.7mmの高速弾を発射するM2重機関銃の2連装。

残虐無比のサイコパス、ヘクター・グリムが乗るのは、クライスラー『300C』(2006)。MAG58マシンガンを3連装にしてボンネット上に備え、そのほかヘルファイア・ミサイルやロケット・チューブ・マシンガンも有する。

ポルシェ『911』(1978)に乗るのは、中国系のインテリ犯罪者「14K」ことヤオ・カン。ボンネットにはMG42機関銃、前部トランク内にはミニ・ロケット・クラスター、ルーフには4発のヘルファイア・ミサイルを備える。

《レスポンス デイビー日高》

神戸・新長田鉄板こなもん祭:震災復興と食文化PR そばめし大食い挑戦 /兵庫

10月27日14時1分配信 毎日新聞

 ◇そばめし大食い58人挑戦
 阪神大震災からの復興と食文化をアピールする「神戸・新長田鉄板こなもん祭」が26日、神戸市長田区の新長田南地区商店街一帯で開かれた。呼び物の「そばめし大食い選手権」では、男女計58人が名物「そばめし」で胃袋の限界に挑戦。まち全体がソースの香りに包まれた。
 そばめし発祥の地とされる同地区には、お好み焼屋が50店以上密集する。祭は、食文化のPRを通じて街の活性化をと地元のNPOなどが企画し、グルメラリーなどが開かれた。
 今年で4回目の大食い選手権決勝では、予選(3分間)を突破した食の猛者たちが男女別に20分間、食べっぷりを競った。男性部門は神戸市北区の農業、田畑耕作さん(32)が予選、決勝で計6960グラム(約23皿)をたいらげ、3年連続の「大食いキング」に。女性は、京都府長岡京市の会社員、梅村鈴さん(32)が計3050グラム(約10皿)を食べ、クイーンの座に就いた。
 2人とも2位以下に倍程度の差を付ける圧勝ぶりで「時間があればまだまだ食べられる」と豪語。観客は「見ているだけでおなか一杯」と感服した様子で、汗を吹き出しもだえる参加者に声援も飛んだ。【山田泰蔵】
〔神戸版〕

二豊路:明治小児童が造船所を見学 /大分

10月24日16時1分配信 毎日新聞

 佐伯市立明治小の5年生24人が23日、同市鶴望の造船所・本田重工業を見学した。社会科の一環で、市内の基幹産業の造船所で「ものづくり」を学ぼうというもの。
 同社造船部の吉田作太郎常務らが現場を案内。船の部品となる鉄板を切ったり、曲げたりする「内業」工程から、ブロックごとに船を組み立てていく「外業」工程を約1時間かけて回った。歳納圭亮君(11)は「船がどうやって造られるか分かり、勉強になった」と話していた。
 市などが海事関係の人材確保のために設立した協議会が市内の小中学校に造船所見学を呼びかけており、同社の長友愛洋(よしうみ)社長も「現場を見て、ものづくりに関心を持ってもらいたい」と話している。

京阪中之島線に駅ナカ施設「MINAMO」誕生-関西初出店バールも

10月24日12時15分配信 梅田経済新聞

 京阪グループの京阪ザ・ストア(大阪市中央区)が、10月19日に開業した京阪電車中之島線の「渡辺橋駅」「大江橋駅」構内にショッピングゾーン「MINAMO(ミナモ)」をオープンした。渡辺橋駅8店舗、大江橋駅3店舗で構成する。

 「堂島川に広がる水面(みなも)」「人と人とのネットワーク(みんなも)」の意味を込めたという「MINAMO」は、周辺のオフィスワーカーを中心に「観光客にも満足いただける店舗構成を目指した」(同社)という。

 渡辺橋駅では、関西初登場となるイタリアンバール「イルバール・ディプント」が出店。同店はサントリーグループのプロントコーポレーションの新業態店で名古屋に続き2店舗目。朝は「モーニングコーヒー」(220円)、「ラップサンド(トマトソーセージ、ハムチーズ、シーザーサラダ)」(各250円)、ランチタイムはパスタ9種を580円から提供する。夜は店内の石釜で焼き上げるピザ(600円~)や36種の小皿料理(300円~)などとともに、「角瓶」を使いサントリーとの共同開発で作った専用マシーンから超高圧ソーダ水を注ぎジョッキで提供するハイボール「JUG POP STYLE」を30代前後のビジネスマンに提案。オリジナル角ポップ「角れもん」(480円)が同店「名物」だという。席数は昼=48席、夜=52席。客単価は、昼=450円、夜=1,800円を見込む。営業時間は7時~23時。

 「焼酎バー くくるハナタコ」は、道頓堀に本店を構える「たこ家道頓堀くくる」のたこ焼きや明石焼きと、「いも、たこ、なんきん」を使った料理を提供する。干しだこの出汁(だし)で煮たおでんに力を入れており、名物は「たこの『とろ』甘露煮」(350円)だという。鹿児島の蔵元から取り寄せたものなど12種の芋焼酎との組み合わせを提案する。昼は「たこ焼多幸めしランチBOX」(650円)など3種のランチBOXを販売する。席数はテーブル、カウンターを合わせ25席。夜の客単価は2,000円~3,000円を見込む。

 「スタンディング・グリル・ワイン『百-hyaku-』」は、駅ナカでは珍しいスタンディングワインバー。ランチタイムはワイン仕込みのハンバーグランチ「煮込みハンバーグワンプレート」(850円)など、夜は鉄板料理を小皿で提供する。ワインは常時グラス10種以上(480円~)、ボトル40種以上(2,900円~)を用意する。そのほか、京阪ザ・ストアが運営するコンビニエンスストア「アンスリー」と「サブウェイ」のコラボ店舗もある。サブウェイがコンビニとコラボレーションするのは関西初。「アンスリー」と「サブウェイ」のコラボ店舗は大江橋駅にも出店する。

 渡辺橋駅には、「ドトールコーヒー」「マクドナルド」「551蓬莱」も出店し、テークアウト店やファストフード店も充実させた。大江橋駅には、京阪電車駅構内には初出店となる書店「天牛堺書店」が出店し、新刊書籍・雑誌に加え古書も販売する。

<阪神甲子園球場>銀傘撤去され「裸」に…改修工事中

10月21日12時57分配信 毎日新聞

 大規模な改修工事中の阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で、架け替えのための銀傘(さん)の撤去が完了し、内野席むき出しの珍しい甲子園が姿を見せている。来春までに、これまでより大きな銀傘が架けられる。

 銀傘の撤去は11日に始まり、14分割したものを超大型のクレーンで1枚づつ、取り外した。銀傘は1924年の球場完成時からあり、当時は鉄製のため鉄傘と呼ばれていた。太平洋戦争の戦況悪化による供出で、43年から屋根のない状態が続いたが、51年に復活。今回は82年以来の架け替えで、腐食に強いガルバリウム鋼板が用いられる。来年3月の第81回選抜高校野球大会がお披露目となる。【津久井達】

クレーン車が作業中に倒れる 和歌山市

10月18日8時5分配信 産経新聞

 17日午後2時半ごろ、和歌山市松江北の新堀川にかかる「さくら橋」で、作業中の25トンクレーン車が倒れた。車体は欄干に引っかかったが、アーム部分が川に突き出た。運転手らにけがはなかった。

 市北下水道建設課によると、市内の土木業者が市から川底を下げる工事を請け負い、鉄板を川に打ち込む作業をしていたという。クレーンは約4時間後に業者が引き起こした。同課で倒れた原因を調べている。

建築用鉄骨としては最高強度の鋼板「無損傷建物」実現へ

10月16日21時9分配信 産経新聞

 住友金属工業は16日、同社総合技術研究所が日建設計、片山ストラテック、大阪大、京都工芸繊維大と共同で、建築用鉄骨としては世界最高の強度を持つ厚鋼板を開発したと発表した。この厚鋼板を利用すると大地震が発生しても建物が損傷しない「無損傷建物」が実現できるという。

 超高層ビルの鉄骨素材として使われる厚鋼板は従来、地震時に鉄骨の変形を許容することでエネルギーを吸収し、建物の倒壊を防ぐ設計手法がとられてきた。この場合、大地震後では建物の継続利用が困難になる可能性も指摘されている。

 一方、今回開発された厚鋼板は一般に利用されている厚鋼板の約2倍の強度を持たせることで大地震後の建物の変形を防ぐ。地震エネルギーの吸収にはダンパーなどの制振材を組み込むことで対応している。

 同社は平成16年から産学連携による開発をスタート。具体的な設計部分を日建設計と、施工部分を片山ストラテックと共同研究することで実用化のめどをつけた。すでに建築基準法の認定を受けており、22年ごろまでには実際の建物に適用したいとしている。