縁起物、割ってのお楽しみ 津の「福引せんべい」人気

「日本三観音」の一つ・津市大門の津観音にちなみ、近くの「平治(へいじ)煎餅(せんべい)」が、2月の節分に合わせた時期限定で作っている「福引せんべい」が人気だ。中にだるまやお守りなどの縁起物が入っているユニークな津名物の菓子。県外からの客も目立ち、予約も100件以上入っているという。

 小麦粉に落花生、卵、砂糖を混ぜた甘めの生地を鉄板で焼き、丸い型でくりぬく。職人が一つ一つ手作業で包み、大量生産はできないという。

 大きさは大、中、小の3種類あり、大は直径60センチ近い生地を使い、縁起物も数個入り。「何が入っているかは、割ってみてからのお楽しみ」という。

 同店によると、かつて市内の多くのせんべい店が作っていた。しかし、後継者不足などで現在、同店と松阪市の業者しか製造していないという。店員の伊藤恭子さん(36)は「食べると福が来るかも」と話している。

 値段は大が4000円、中が1300円、小が700円。予約は2月2日まで受け付けているが、大はなくなり次第終了という。問い合わせは同店=電059(225)3212=へ。

 (住彩子)

亀田製菓、バタースイート味のソフトおせんべい「17枚おやつカフェ」を発売

“さくさくふんわり”新食感ソフトおせんべい
家族みんなのおやつ『おやつカフェ』 新発売
現金3,000円プレゼントキャンペーン開催

 亀田製菓株式会社(本社:新潟市、社長:田中 通泰)は『17枚おやつカフェ』(以下:『おやつカフェ』)を、2010年2月8日(月)から全国で発売いたします。

 『おやつカフェ』は、ティータイムによく合う、家族みんなのおやつにぴったりなソフトおせんべいです。やわらかいお餅の生地を鉄板で挟んで焼き上げ、表面は“さくさく”、中は“ふんわり”の新食感を実現いたしました。主原料に細かく挽いたもち米を使用することで、お口の中で溶けるような口あたりをお楽しみいただけます。味付けはやわらかい生地に良く合うバタースイート味。甘しょっぱい味わいの中に、ふんわりとバターが香り、止まらないおいしさに仕上げました。

 また、『おやつカフェ』発売を記念して、合計5,600名様に現金3,000円が当たるキャンペーンを実施いたします。応募要項をご覧いただき、ふるってご応募ください。

 ※商品画像は関連資料を参照

◇商品概要
 商品名 : 17枚おやつカフェ
 価格  : ノンプリントプライス
        実勢価格200円前後、消費税込
 内容量 : 17枚
 発売日 : 2010年2月8日

≪キャンペーン応募要項≫
 ※添付の関連資料を参照

●お客様からのお問い合わせ先
 亀田製菓(株)お客様相談室
 フリーダイヤル:0120-24-8880

落橋防ぐ鋼鉄ケーブル…神鋼子会社 2500か所工事

阪神大震災で高速道路などで道路を支える橋げたの落下(落橋)事故が多発した教訓から、高速道路などの接続部分や、道路と橋脚の間を超高強度の鋼鉄製ケーブルで結ぶ工法が広がってきた。橋脚の耐震補強と同時に進められており、道路寸断などの最悪の事態を防ぐ“生命線”となっている。

(平井久之)

「落橋防止ケーブル」を手がけているのは、神戸製鋼所の鋼線子会社、神鋼鋼線工業(兵庫県尼崎市)だ。1995年の震災を機に開発を始めて翌96年に発売、2008年までに、阪神高速道路神戸、湾岸線など全国の2500か所以上の工事で実績を重ねている。

 このケーブルは、大型橋の補強材などに使われる、「現存する鋼材で引っ張り強度が最強」という鋼鉄線を束ねてある。最大で10本束ねたケーブル(直径14センチ)は、1本で584トンの重量に耐えられるという。

 震災前は橋げたの接続部を鉄板などで固定する方式が一般的だったが、遊びがないため、想定以上の衝撃だった震災では耐えられなかった。このため、衝撃を吸収し、ねじれにも強いケーブル方式が見直された。

 同社も震災時に液状化現象で工業用水が止まり、生産ラインが停止するなど被害を受けた。南敏和取締役は「地元企業として、復興の役に立てればと開発を急いだ。被害を最小限にとどめる最後の砦(とりで)となっているのは誇らしい」と話す。

 阪神大震災では、阪神高速神戸線で高架橋が倒壊、5か所で落橋事故が起こり、全線開通まで約20か月を要した。国土交通省は阪神大震災と同規模の地震でも壊滅的な被害を受けない耐震補強を05~07年度に集中実施し、緊急輸送道路に指定された全国の高速道路などで補強が必要な約5万の橋脚のうち、約3万5000で対策を終えている。

(2010年1月15日 読売新聞)

県高校美術展が開幕

県内22高校の美術部員らが出品した「第44回県高校美術展」が13日、米子市末広町の米子コンベンションセンターで始まった。共同制作作品も含め、1~3年生約160人の油絵やデザイン画、彫刻など計146点を展示している。17日午後1時まで。

 最高得点の「國領賞」は米子工の5人が共同制作した鉄製彫刻「WYMAKT」が受賞。チョウの羽根を持つトンボをイメージした立体作品で、溶接や鉄板表面の削り方などの高い技術が評価された。

 このほか、8月に宮崎市で開かれる全国高校総合文化祭への出品作に、倉吉東1年木村早苗さんの立体「近未来コミック月刊マンガKING創刊号」など7点が選ばれた。木村さんの作品は、水泳の飛び込み競技を題材にした9コマの漫画を立体的に表現しており、来場者が関心を寄せていた。

(2010年1月14日 読売新聞)

スカイツリー、アンテナ塔の製造着々

東京都墨田区で建設中の東京スカイツリーの最上部に設置され、テレビ電波の送信アンテナを取りつける「ゲイン塔」の柱が12日、兵庫県伊丹市の佐々木製鑵工業本社工場で報道陣に初めて公開された。

 完成時に自立式電波塔では世界一の634メートルの高さになるツリーのうち、ゲイン塔は約130メートル。公開されたのは、円筒のテレビアンテナを取りつける6本の柱の一部となる鋼管だ。鋼管は直径約90センチ。厚さ約6センチの長方形の鉄板が、6500トンの圧力をかけて約40回プレスされ、30~40分かけて徐々に丸められていった。

 現在、ツリーの高さは264メートル。ゲイン塔の柱は今夏からタワー内部の空洞で組み立てが始まり、完成後、ワイヤで上部に引き上げられる。

(東京新聞)

横浜市の工場爆発の軽傷者は8人に

横浜市金沢区福浦の化学製品製造会社「日本カーリット」(東京)横浜工場で7日夕にあった爆発火災で、従業員の高橋哲也さん(36)ら6人と通行人1人、近くの工場の従業員1人の34~55歳の男性計8人が軽傷を負った。爆発の影響で、工場の建物8棟約2200平方メートルが全壊するなどした。神奈川県警金沢署で爆発の原因を調べている。

 同署などによると、工場内には当時、従業員14人がいた。爆発で付近の事務所でもガラス十数枚が割れ、約200メートル離れた場所にも工場のものとみられる鉄板が数枚飛んできたという。

 同社によると、工場は化学合成の触媒などに使われる過塩素酸を製造。敷地面積は約9900平方メートルで、工場5棟と倉庫6棟などがあった。

タイに白みそ、ちゃんちゃん焼きで養殖PR

和歌山県串本町の県潮岬青少年の家(山口和紀所長)は、需要が低迷している養殖マダイの消費拡大につなげようと、鉄板料理「タイのちゃんちゃん焼き」を施設の新たな看板メニューに加え、PRに乗り出した。

 同町ではマダイ養殖が盛んだが、近年は四国産に押されるなどして需要が減少し、魚価も長期間にわたって低迷が続く。最盛期に50ほどあった養殖業者も、今では半減しているという。

 このため、地産地消を兼ね、施設の利用者に地元の魚に親しんでもらおうと計画した。炭火で熱した特大の鉄板に油をひき、タイの切り身(約100グラム)を焦げ目が付くまでじっくりと焼く。その後、ニンジン、ピーマン、キャベツ、もやしなどの野菜を順番に乗せ、酒と砂糖を加えた白みそで味付け。バターを加えアルミホイルで約10分間蒸し焼きし完成する。

 16日の主催事業でのお披露目を前に開いた試食会には、観光協会や商工会の関係者らも参加。「おかずにも酒のつまみにもなる」「身が締まってうまいな」などと評判は上々だった。

 今回、調理を任された指導員尾崎学さん(29)は「タイにみそ味が合うのか心配だったが、まずまず好評でホッとしました」と手応えを感じた様子。同青少年の家では今後、施設のイベントや町の物産展などに出店してPRする予定で、山口所長は「少しでも地元の魚の消費拡大につなげていけたらうれしいですね」と話していた。

 希望があれば「ちゃんちゃん焼き」のレシピも提供する。問い合わせは同青少年の家(0735・62・6045)へ。

(2010年1月6日23時01分 読売新聞)

こんな福袋いらねぇ~! 毎年恒例のクレバリー福袋が酷すぎる

秋葉原で有名なパソコン関連ショップ『クレバリー』を知っていますか? この店は毎年福袋として『不幸箱』を販売しているんです。明確には『不幸箱』なので「福な商品」ではないのですが、福袋と同じ位置付けで販売している商品です。

  どうして『不幸箱』なんて名前なのか? それは、店や倉庫に転がっていたジャンク品や絶対に売れない不人気商品をかき集めて詰め込んだ福袋(?)だからです。いらない品物ばかり詰め込んでいるのですから、さすがに福袋とは呼べませんね。

  2009年の年末、『クレバリー』は2010年用の『不幸箱』を販売しました。しかも前年より不幸度がパワーアップしたため、『不況箱』と名称を変更しての登場です。この『不況箱』の購入には事前予約が必要で、購入した人の家に2010年の元日に届くようになっています。

  そして元日、続々と購入者の家に『不況箱』が届きました。もちろん、『不況箱』ですから購入者は中身をあてにしていなかったとは思いますが、それでもあまりに中身が酷いため、ショックを受ける人たちが続出するという事態に発展したのです。前年までの『不幸箱』や福袋も含めていくつか例をあげますと……。

・例1
LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、LANケーブル、鉄板、鉄板、鉄板、鉄板、鉄板、マウス。

・例2
アンパンマンのオモチャ、男の右脳ドリル、使える男の英会話、機動戦士Zガンダム・タイピングゲーム、おサイフケータイスキミングブロックほか。

・例3
アンパンマンのオモチャ、512メガのマイクロSDカード、ゴム靴、機動戦士Zガンダム・タイピングゲームほか。

・例4
アンパンマンのオモチャ、『goo』IDメモリー、能力を高めるIQ診断、おサイフケータイスキミングブロックほか。

・例5
アンパンマンのオモチャ、『Skype』スターターキット、『ディノクライシス』、おサイフケータイスキミングブロック、ヘッドフォンほか。

  あまりに酷い内容ですが、今回は当たりの品物も入っていたようで、高額なパソコン機器が入っていた人もいたようです。しかし、福袋として売っているのにまったく得した気分になれない福袋もありますし、最初から期待しないで買える福袋があるのは面白いし、むしろ良心的ですよね。(情報提供:ロケットニュース24)

ABBの技術により、製鉄所で製品の品質を高めることに成功

(@Press) – 電力とオートメーション技術のリーディングカンパニー、ABBの技術により、ステンレスメーカーのオートクンプ社は、欠陥のない製品を製造するとともに、同社のフラッグシップ拠点であるフィンランドのトルネオ製鉄所のおいて、費用のかかるお客さまからのクレームを回避できています。

高速デジタルカメラと強力な照明システム、最新のソフトウェアの併用により、ABBが特許を取得している表面検査システム(SIS:Surface Imaging System)は、コイルや鉄板、鉄棒、スラブなどが、フルスピードで製造ラインを通過する間に、表面全体の画像を毎秒約5万スキャンでイメージとして取り込むことが可能です。

表面検査システムは、裸眼では判別できないような、ほんの小さな引っかき傷、くぼみや欠陥も検出します。そして、欠陥の原因を指摘し、精度の高い、迅速な問題解決が可能です。

HDI800表面検査システムに採用されている技術は、傷のない、品質の高い製品を供給し、費用のかかるお客さまからのクレームを回避することで、当然のことながら、鉄鋼業界の品質管理に大変大きなインパクトを与えました。

現在までに、世界中で1,000基以上の表面検査システムが設置され、稼動しています。直近の例がオートクンプ社のフラッグシップ拠点であるフィンランドのトルネオ製鉄所へのHDI800システム納入でした。オートクンプ社への納入はこれが5台目となります。トルネオ製鉄所は、世界で最も統合が進んでいる一貫生産方式の製鉄所です。

現在、世界中の多くの製鉄所が、生産調整のため、本来の能力の半分程度の稼働率で操業しています。収益性の鍵は、既に炉の生産性の改善というよりも、完璧な質の製品をお客さまにお届けできるか、という点に移っているのです。

ABBの表面検査システムは、鉄、非鉄業界のお客さまが、この目標を達成するため支援をします。完璧な製品検査により、リアルタイムのプロセス制御を改善し、欠陥の原因を指摘できることで、製造ラインの予防的メンテナンスの手順を確立することができます。

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“ABBの表面検査システムによって、製造ラインのどこに問題があるのかを把握することができます。それによって多大な時間と、貴重な製造能力の両方をセーブすることができています。またシステム自体、大変使いやすく、維持も簡単です。”

オートクンプ社 セクションマネージャー、ヘイニ・ハマライネン 氏
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ABB株式会社においても、日本での表面検査システムの販売を強化しており、さらに一歩技術の進んだ、熱間圧延専用の表面検査システムを、アジアで初めて納入させていただいた実績もあります。熱間圧延プロセスは、その過酷な環境のため、表面検査システムの設置は不可能であると考えられていましたが、ABBは、その高度な工学技術により独自の頑強なハードウェアを開発し、熱間圧延プロセスに表面検査システムを組み込むことに成功しています。

URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/13294/1_1.jpg
ABBの表面検査システムによって検知された欠陥の例。同システムは、製品が製造ラインを通過する間に、表面全体の画像を約5万スキャンでイメージとして取り込み、欠陥を的確に検出します。

URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/13294/2_2.jpg
トルネオ製鉄所は、主に車、冷蔵庫、台所製品など、メーカーからの表面仕上げの要求が厳しい消費財向けのステンレス鋼を、年間120万トンも製造しています。

■ABBについて ( http://www.abb.com/ )
ABBは、世界のおよそ100カ国に120,000人の従業員を擁する電力技術とオートメーション技術のリーディングカンパニーです。環境負荷を最低限に抑えながらお客さまの業務効率を最適化するソリューションの数々を、産業界と公益事業の皆さまに提供しています。

■ABB株式会社について ( http://www.abb.co.jp/ )
ABBの日本法人であるABB株式会社は、国内において電力およびオートメーション事業を、製造、販売、サービス分野にわたって展開しています。
また、ABBの日本国内における活動は、ABB株式会社と3つの合弁事業から構成されており、ABBジャパングループとして約750名の従業員、12都市にわたる販売/サービスネットワークを擁しています。

@Pressリリース詳細ページ

フォトリポート北海道:96歳の鍛冶職人・三木田久之助さん /北海道

◇「もの創り」書道にも共通点
 「カン、カン、カン」。日高管内新ひだか町静内豊畑の作業小屋で鉄板にハンマーを打ち付ける音が響く。作業をしているのは96歳の三木田久之助さん。鍛冶職人になって80年余り、今も現場に立つ。

 1913(大正2)年、旧静内村(現新ひだか町)生まれ。尋常高等小学校卒業後、父親を手伝って仕事を始めた。当時は農耕馬のてい鉄や農機具の修理などで繁盛し、同業者も多かった。しかし、70年前後からトラクターなどの大型機械の導入で農耕馬も減り、修理も直接、農機具メーカーに持ち込まれ、仕事は激減した。同業者は次々に廃業し、豊畑で鍛冶屋を続けているのは三木田さんひとりになった。

 それでも、客の細やかな要望に応え、家業を守り続けてきた。クマを生け捕りにする檻(おり)、アイヌ民族の古式舞踊に使われる刀、牧草ロールを受ける荷台など、工夫を凝らした製品は数知れない。途中、2度の火災で作業所を失ったが、再建して仕事を続けてきた。今でも年間50件近い仕事があり、朝5時半に起き、1日4時間ほど石炭炉の前で作業をする。

 80歳の時、妻の松恵さん(99年死去)と地元の書道教室に通い始め、今年、全道書道展の最高齢出品者となった。「鍛冶と書道、『ものを創(つく)り出す』という共通点があり、いくらやっても飽きません」。この日書いたのは「夢」。力強く、凜(りん)とした作品だった。【写真・文、近藤卓資】